毎日のコーヒータイムをもっと楽しく、もっと美味しくしたいと思いませんか?自宅で美味しいコーヒーを淹れるためには、ちょっとしたコツと、いくつかの器具が必要です。このガイドでは、どんな人でも簡単に使えるおすすめのコーヒー器具を詳しく紹介します。これを読んで、あなたも自宅で香り高い至福の一杯を楽しんでみませんか?コーヒーライフをさらに充実させるためのヒントが満載ですので、ぜひ参考にしてくださいね!
コーヒーをお家で楽しむために必要な基本器具
自宅でより美味しいコーヒーを楽しむために、下記の基本的な器具を用意しましょう。これらの器具を揃えることで、コーヒーの味と香りをもっと楽しむことができます。
- コーヒーミル:コーヒー豆を淹れる直前に挽くことで、鮮度と香りを保てます。
- ドリッパー:コーヒーを抽出するための器具です。フィルターと一体化したものもあります。
- ケトル/ドリップポット:お湯を注ぐためのポット。コーヒー淹れるには細口ケトルがおすすめです。
- スケール:豆やお湯の量を正確に測るために使います。
- コーヒーサーバー:抽出したコーヒーをためておくための容器です。(※あるとベター)
これらの基本器具を揃えることで、自宅で本格的なコーヒー体験ができます。
コーヒーミル
挽いた状態の豆は劣化が早く、風味や香りが落ちやすいのでコーヒーを豆のまま購入してご自宅で挽くのがおすすめです!コーヒー豆を淹れる直前に挽くことでコーヒーの風味と香りを最大限に楽しむことができます。また、挽く際に広がる香りも楽しむことができるので、ぜひ豆のままで購入し、自宅で挽くことをおすすめします。
手動ミル vs. 電動ミル
電動ミルは短時間で簡単に豆を挽けますが、安価なものは均一に挽けないことがあります。特にカッター式のものは均一性に欠けるため、あまりおすすめしません。一方で、手動ミルは挽くのに手間がかかりますが、最近では比較的楽に挽けるものも増えてきました。電源不要で、安価なものでも均一に挽けるのが魅力です。
グラインダーの種類(フラット vs. コニカル)
- フラットグラインダー:豆を均一に挽けるのが特徴ですが、使用中に熱がこもりやすいというデメリットがあります。フラットグラインダーは、二つの平行なブレードで豆をカットするため、非常に均一な挽き目が得られます。これにより、一貫した抽出が可能になります。
- コニカルグラインダー:熱がこもりにくく、均一に挽けますが、価格が高いことが多いです。コニカルグラインダーは、円錐形のブレードで豆をカットするため、熱の発生を抑えながら効率よく挽くことができます。この設計により、豆の風味を最大限に引き出すことができます。
おすすめの電動コーヒーミル・グラインダー
Delimo 電動コーヒーミル コードレス 臼式
お手頃価格で臼式の電動ミル。お手入れも楽で、1〜2人用に最適です。このミルは、コンパクトで軽量なので、収納場所に困りません。また、コードレスなのでどこでも手軽に使えます。
De’Longhiコーヒーグラインダー KG79J
比較的お手頃の価格で購入できる臼式の電動ミル。120gまで挽けるため、複数人用にも適しています。グラインダーの細かい挽き目調整機能により、自分好みのコーヒーが楽しめます。
カリタ ナイスカットG
プロも使用する高品質グラインダー。価格が高く、大きいので場所を取るのがネックですが、その分性能は抜群です。高い均一性と耐久性を備えており、長く愛用できる一品です。
おすすめの手動コーヒーミル・グラインダー
カリタ Kalita コーヒーミル 木製
木製で雰囲気が良く、お手頃価格。ネジで調整するので挽き目調整が少し難しく、お手入れも少々手間がかかります。しかし、そのクラシックなデザインと触感は、コーヒータイムを一層楽しくします。
HARIO(ハリオ) コーヒーミル・セラミックスリム
安くてコンパクトで手入れしやすいコーヒーミル。別売のモバイルミルスティック(EMS-1B)を使うと電動ミルとしても使用できる点が魅力です。このミルは、頑丈なガラス容器を備えており、長期間使用しても劣化しにくくなっています。
手挽きコーヒーミルは全てセラミック製の臼を使用しています。セラミック製の臼は摩擦熱が発生しにくく、熱によるコーヒー粉へのダメージを防ぎます。
TIMEMORE コーヒーミル C2
挽きやすくて高品質、持ち運びにも便利。上位機種はチャフを排除することもできるので、さらにコーヒーを美味しく淹れられます。TIMEMOREのミルは、スタイリッシュなデザインと高い実用性を兼ね備えており、コーヒー愛好家におすすめです。
1万円を切る価格でこの品質は素晴らしい!
ドリッパー
コーヒーの味は淹れる時に使うドリッパーによっても影響を受けます。形状やフィルターのタイプによって抽出方法や速度が変わるため、コーヒーの味が変わってきます。ここでは、主要なドリッパーの特徴と選び方のポイントを詳しく解説します。
ドリッパー選びのポイント
ドリッパーを選ぶ際には、いくつかのポイントがあります。
まず、形状です。円錐形のドリッパーはお湯の流れがスムーズで、雑味が少なくコーヒーの特徴が出やすいと言われています。一方、平底のドリッパーはお湯の流れがコントロールしやすく、安定した抽出ができ、バランスの取れた味わいになります。抽出口の大きさや数も抽出の速度に影響が出てきます。
次に、材質です。プラスチック製、陶器製、金属製などがあり、それぞれに利点と欠点があります。陶器製は見た目が良く、味に影響を与えにくいですが、割れやすいというデメリットがあります。プラスチック製は軽くて割れにくく安価ですが、長期間使用すると劣化することもあります。金属製は耐久性があり、保温性も高いですが、味に影響を与えることがあります。
フィルターのタイプによっても味は変化します。ペーパーフィルターはコーヒーのオイルを吸収し、クリーンな味わいが特徴です。メッシュフィルターはオイルが通過するため、よりリッチな味わいが楽しめます。
今回はペーパーフィルターを使用するものを中心にご紹介します。
ハリオV60
円錐形のドリッパーで、抽出時間を調整しやすいのが特徴です。お湯の落ちる速度が比較的早いため、雑味が少なく、クリアな味わいのコーヒーが楽しめます。ドリッパー内のリブがらせん状になっており、お湯の流れを均一にすることで、コーヒーの抽出が安定します。
ハリオV60は、そのシンプルなデザインと高い機能性から、世界中のバリスタに愛用されています。使用する豆や挽き目によって抽出方法を微調整できるため、自分好みの一杯を淹れることができます。
カリタウェーブ
平底のドリッパーで、安定した抽出が可能です。ウェーブ状のフィルターがドリッパーとの接触面を減らし、抽出スピードを速めます。底が平らなことでお湯が均一に広がり、コーヒー粉に均一に馴染むため、バランスの良い味が得られます。
カリタウェーブは、初めての方でも安定した抽出ができるため、初心者にもおすすめです。また、ステンレス製やガラス製など、様々な材質のドリッパーが揃っているため、自分の好みに合わせて選べるところもポイントです。
メリタ
一つ穴のドリッパーで、抽出速度が一定になり、味がブレにくいのが特徴です。抽出時間がかかるため、濃いめのコーヒーが好みの方におすすめです。また、一つ穴設計により、抽出中にお湯が均一に浸透するので、コクのあるコーヒーが楽しめます。
コーノ
円錐形のドリッパーで、リブが短くコーヒー粉とお湯の触れる時間が長いため、濃厚なコーヒーが抽出できます。濃厚でも雑味が少ないクリアな味わいが特徴です。特に、深煎りの豆を使った場合にその特長が引き立ちます。
コーノドリッパーは、その独自のデザインと抽出方法により、プロのバリスタからも高く評価されています。
ケトル/ドリップポット
コーヒーの抽出には細口のケトルがおすすめです。注ぎ口の形状や曲がり方によって、お湯の出方が変わり、コーヒーの味に影響を与えます。また、温度調整機能付き電気ケトルを使用することで、手軽に正確な温度管理ができ、コーヒーの風味が安定します。
ケトル選びのポイント
ケトルを選ぶ際には、注ぎ口の形状と容量に注目しましょう。細口ケトルは、お湯を細かくコントロールしやすく、均一な抽出が可能です。特に、ハンドドリップをする際には、細口ケトルが必須です。
また、温度調整機能付きの電気ケトルは、コーヒーの抽出に最適な温度を正確に管理できるため、初心者から上級者まで幅広い層におすすめです。
珈琲考具 KOGU 下村企販 ワンドリップポット Pro 300ml
コンパクトで使いやすいポットです。注ぎ口の曲がり方がしっかりしており、ポットを傾けてもお湯を真下に落としやすく、狙った箇所に注げます。直火はNGです。一人用に最適です。
タカヒロ コーヒードリップポット
持ちやすく、注ぎやすい設計になっています。直火もOK。
タカヒロのドリップポットは、その精密な注ぎ口により、お湯の流れを細かくコントロールできます。とても抽出がしやすいドリップポットで、お店で使われているところもよく見かけます。
Brewista ブリューイスタ 電気ケトル
世界のバリスタが使用するケトル。注ぎやすさはもちろん、温度調整もでき、デザイン性も優れています。カウントアップタイマーも付いており、抽出時間の確認にも便利です。価格は高めですが、その分の価値があります。
Brewistaの電気ケトルは、高精度な温度制御機能を備えており、コーヒーの抽出に最適な温度を簡単に設定できます。また、デザインもスタイリッシュで、キッチンに映える一品です。
COSORI(コソリ) 電気ケトル
コストパフォーマンスの良い電気ケトルです。コーヒーだけでなく、飲み物の種類毎に温度設定ができるので、多用途に使えます。COSORIのケトルは、使いやすさと機能性を兼ね備えており、初心者から上級者まで幅広い層に支持されています。
コーヒーサーバー
コーヒーサーバーは、コーヒーを淹れる際に抽出したコーヒーを受けるの容器です。
普段飲む量によって適切なサイズを選びましょう。一人で飲む場合はカップに直接抽出するのも良いですが、抽出量を計りたい場合はサーバーを使用するのがおすすめ。
抽出量がわかりやすいもの、割れにくいもの、見た目が良いものなど、好みに応じて選びましょう。電子レンジ対応のものもあります。
コーヒーサーバー選びのポイント
コーヒーサーバーを選ぶ際には、容量、材質、使いやすさに注目しましょう。一人用のサーバーはコンパクトで扱いやすいですが、家族や友人と一緒に楽しむ場合は大容量のサーバーが便利です。ガラス製のサーバーは美しいですが、割れやすいので取り扱いに注意が必要です。耐久性を重視するなら、ステンレス製やプラスチック製のサーバーも良いかもしれません。
また、抽出量が分かりやすいメモリ付きのサーバーは、正確な量を計るのに便利です。
HARIO(ハリオ) ビーカーサーバー クラフツサイエンス 容量300ml
一人用にコンパクトで計りやすくおすすめです。ハリオは他にも種類が豊富で、普段飲む量や用途に合わせて選べます。このサーバーは、耐熱ガラス製で、電子レンジ対応です。メモリが50ml毎で計りやすく計量カップとしても使えて便利です。
カリタ Kalita 洗いやすい コーヒー サーバー 400ml
使いやすく、電子レンジにも対応しています。300ml、400ml、500mlのサイズがあり、用途に応じて選べます。メモリ付きですが、200mlと400mlの表示しかないため、計りにくいかもしれません。
珈琲考具 KOGU 下村企販 割れないコーヒーサーバー 400ml
このサーバーは樹脂製サーバーで耐久性が高いのが特徴です。メモリが細かく抽出量を計りやすいです。耐熱性もあり、電子レンジにも対応しています。
コーヒーキャニスター
コーヒー豆を新鮮な状態で保存するためには、密閉性の高いキャニスターが必要です。一週間程度で飲み切る場合は購入時の袋でも良いですが、密閉して保存することで風味が長持ちします。2~3週間以内に消費できる量が保存できるものを選びましょう。
キャニスター選びのポイント
コーヒーキャニスターを選ぶ際には、密閉性、容量、材質に注目しましょう。密閉性が高いキャニスターは、酸素や湿気を遮断し、コーヒー豆の鮮度を保ちます。容量は、購入する豆の量に応じて選びましょう。100g用、200g用、300g用など、様々なサイズがあります。
材質も重要です。ステンレス製のキャニスターは耐久性が高く、長期間使用できます。ガラス製のキャニスターは中身が見えるため、豆の量を一目で確認できますが、割れやすいので注意が必要です。プラスチック製は軽量で持ち運びやすいですが、長期間使用すると劣化することがあります。
HARIO (ハリオ) 珈琲キャニスターM ブラック MCNR-200-B
こちらは200g用ですが、300g用もあります。つまみの上げ下げで蓋を閉めるタイプで、開け閉めが簡単。コスパが高いです。
カリタ Kalita コーヒー キャニスター All Clear Bottle 300
シンプルなデザインで、気密性も高いです。ハリオに比べると少し重いですが、耐久性があり、長期間使用できます。
珈琲考具 KOGU 下村企販 コーヒー キャニスター
ステンレス製で中蓋付き。100g用もあるため、少量保存するのにおすすめ。キャンプへの持ち運びにも便利です。
コーヒースケール
コーヒーを抽出する際には、時間、豆の重さ、湯量を正確に測るためのスケールが必要です。スケールを使用することで、毎回同じ味のコーヒーを淹れることができ、安定した味わいを保つことができます。
スケール選びのポイント
コーヒースケールを選ぶ際には、計量範囲、精度、使いやすさに注目しましょう。計量範囲は、一般的に0.1gから数キログラムまで対応しているものが多いです。精度が高いスケールを選ぶことで、微妙な量の違いを正確に測定できます。
タイマー機能が付いているスケールは、抽出時間を計るのに便利です。
充電式バッテリーを搭載しているものは、長期間使用できます。
HARIO(ハリオ) V60ドリップスケール ブラック
コーヒースケールの超定番です。重さと時間が計れる機能はとてもシンプルで使い勝手が良く、デザイン性も高いです。HARIOのスケールは、精度が高く、安定した計量が可能です。
アトラス コーヒースケール 3kg ADCS-03
高コスパで、必要十分な機能を備えています。計量範囲が広く、家庭用としては十分な性能を持っています。
TIMEMORE タイムモア コーヒー スケール Basic 2.0
高精度のスケールで、充電式バッテリーを搭載。流量表示機能も付いた高性能コーヒースケールです。計量範囲は0.5g~2000g、最小単位は0.1gとかなり高精度な計量。デザイン性も高く、価格も高めですが、こだわりたい人にはおすすめの一品。
フレンチプレス
フレンチプレスは、簡単に濃厚なコーヒーを抽出できる器具です。紙フィルターを使わないため、コーヒーのオイル成分も楽しむことができます。フレンチプレスは、そのシンプルな構造と使いやすさから、初心者にもおすすめです。
フレンチプレスの特徴
フレンチプレスは、ガラスやステンレス製の筒状の容器にコーヒー粉とお湯を入れ、数分間浸した後、プレスすることでコーヒーを抽出します。この方法により、コーヒーのオイルや微細な成分がフィルターを通過し、リッチでフルボディな味わいが楽しめます。
おすすめのフレンチプレス
Bodum ボダム フレンチプレス
フレンチプレスといえばこちらのBodum(ボダム)フレンチプレスです。シンプルでモダンなデザインが特徴です。三層のステンレスフィルターがコーヒーオイルを余すことなく抽出、コーヒー豆本来の美味しさを最大限に引き出します。取り外し可能なフィルターと耐熱ガラス容器で、掃除も簡単です。
HARIO(ハリオ) フレンチプレス
スタイリッシュなデザインで、耐久性に優れています。ガラス製の容器は、コーヒーの抽出過程を楽しむことができ、プレスも滑らかです。プレス式ティーメーカーとしても使用可能で、紅茶はもちろん、ハーブティーなどにも使用できます。
エアロプレス
エアロプレスは、空気圧を使ってコーヒーを抽出する器具です。圧力をかけることで、コーヒーの成分をしっかりと引き出し、濃厚な味わいのコーヒーが楽しめます。エアロプレスは、そのコンパクトなデザインと使いやすさから、アウトドアや旅行にも最適です。
エアロプレスの特徴
エアロプレスは、シリンダーとプランジャーを使って圧力をかけてコーヒーを抽出します。短時間で抽出が完了し、フレンチプレスに比べてクリーンな味わいが特徴です。エアロプレスは、ペーパーフィルターを使用するため、オイル成分が除去され、すっきりとした味わいが楽しめます。
おすすめのエアロプレス
AeroPress エアロプレス
持ち運びに便利なコンパクトデザイン。使い方が簡単で、短時間で美味しいコーヒーを抽出できます。頑丈なプラスチック製で、耐久性も高く、アウトドアでも活躍します。
まとめ
自分に合ったコーヒー器具を見つけるためのポイントは、使用シーンや好みに合わせた選び方です。初心者には、使いやすく手頃なセットをおすすめします。上級者には、さらに専門的で高品質な器具を揃えたフルセットが良いでしょう。
この記事を参考にして、自宅でのコーヒー体験をより豊かにしてください。コーヒー器具を揃えて、自分だけのこだわりの一杯を楽しみましょう!